豊中・こども会議 3か国つなぎ環境問題を議論
日本、韓国、ニュージーランドの子どもをインターネットでリアルタイムにつなぎ、環境問題への取り組みを議論する「豊中国際教育フォーラム 3か国こども会議」が2月8日、大阪大学豊中キャンパスのシグマホールで開かれた。
日本からは豊中市立第二中学校と、宮城県の気仙沼市立松岩中学校の生徒が参加。韓国からは豊中市立新田南小学校と交流を続けている虎元(ホウォン)初等学校、ニュージーランドからはアンダーソンズベイスクールの生徒が会議に加わり、学校で行っているごみ処理方法や、リサイクル活動など、環境に関する取り組みを英語で発表した。
第二中学校は、学校で節約した光熱費や水道代などの半分を、予算として自由に使うことができる「フィフティ・フィフティ制度」を紹介。この制度は豊中市内の小中学校の86%が導入しており、生徒それぞれの節約意識が根付き、環境問題への関心も高まったと発表した。
会議に参加した第二中学校の松井勇斗君は「ほかの学校の取り組みは、どれも参考になった。英語での発表は練習が大変だったけど、伝わってくれてうれしかった」と笑顔を見せた。
会議の進行役を務めた園田学園女子大学の堀田博史教授は「環境問題へ取り組んだ結果だけを見るのではなく、そうしたことを考え行動できる人材を作ること、それを続ける事が大事」と話した。(礒野健一)
更新日時 2014/02/10