新千里南町2丁目西自治会に府まちづくり功労者賞
豊中市の新千里南町2丁目西自治会が1月10日、第30回大阪府まちづくり功労者賞を受賞し、地区計画推進委員長の松本義男さん21日、浅利敬一郎市長に報告をした。千里ニュータウンでは2番目となる住民発意による地区計画を策定し、住環境の維持・保全に貢献したことが評価された。
千里ニュータウンは、日本初の本格的なニュータウンとして開発され、開発から10年間は、譲渡契約によって土地利用に関するルールが決まっていた。その後は、任意の協定により地域独自の土地利用のルールを締結して順守してきたが、法的拘束力を持たないことが課題だった。
同自治会は2011年に、住環境保全に関する土地利用のルール(地区計画)策定に向けた活動を開始、地域住民に対するアンケート調査や説明会を実施した。その結果、地区計画の策定について、代表権利者数の87%の合意を得て、2013年3月に地区計画を市に申し出て、11月に都市計画決定された。
松本さんは、「千里ニュータウンは交通の便もよく、とても住みやすい地域。良好な街なみを維持し、今後も住みよい環境を守っていきたい」と話していた。=情報提供・豊中市(梶川伸)
更新日時 2014/01/24