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阪神大震災から19年 豊中市危機管理室職員が講演会

 阪神・淡路大震災の発生から19年を迎えた1月17日、豊中市庄内公民館で市民向けに豊中市危機管理室職員による講演会が実施され、約45人が参加した。阪神・淡路大震災の際の被害写真などが紹介されたほか、東日本大震災で被害を受けた岩手県大槌町の状況や現状、同市による支援について紹介され、参加者は真剣な表情で講演を聞いていた。
 豊中市は、1995年に発生した阪神・淡路大震災で、死者11人、重傷者101人、軽傷者2395人、家屋の全壊657棟、半壊4265棟、一部損壊3万256棟と、大阪府内で最も大きい被害を受けた。今回講演会が実施された庄内地域は特に被害が大きかった。大震災を風化させず、地域の防災力を高めて、今後30年以内に発生する可能性の高いとされる南海トラフ巨大地震の被害軽減につなげればと、今回の講演が実施された。
 講演では、まず参加者全員で阪神・淡路大震災での被害者への黙とうが実施された。その後、阪神・淡路大震災の際の被害写真や当時の消防職員の活動が紹介され、災害発生時にはお互いに置かれた状況を把握してコミュニケーションをとることが大切なため、日ごろから地域で関係を作っておくことが重要といった説明があった。=情報提供・豊中市(早川方子)

更新日時 2014/01/17