このエントリーをはてなブックマークに追加

自然や人と出会い健康に いけだシニア探訪会

「リピーターが多いのは、同年代の人に出会うと、会話がはずむし、エネルギーをもらえる」と中村さん

 いけだシニア探訪会は2004年に発足し、登録会員は800人を超える。さまざまな場所を訪ねるグループで、閉じこもりがちな1人暮らしの高齢者を外に連れ出そうと始まった。会員は池田市在住が300人。京都や奈良、兵庫からの参加者も多い。6割が女性で、平均年齢は71.5歳。
 年6回のウォーキングと、バスで遠出してのウォーク1回が基本。2013年は能勢の史跡巡りとアオバズク観察、大阪市立阿倍野防災センター見学、神戸・島原貯水池散策と湊川隧(ずい)道のコンサートなどを計画し、1回に60~100人が参加した。会長の中村一雄さんは「コースは7キロ前後の距離で、極力平坦な場所を選ぶ。トイレや食事の場所、雨風をしのぐ所を確保できるかなど、下見して決める」と語る。
 会のマスコットは亀にしている。亀のように、ゆっくり1歩ずつ歩こうという意味が込められている。中村さんは「参加すると仲間ができる。仲間に会うために参加する人もいる。自然や人に出会って、健康でいてほしい」と話す。2014年のスケジュールは2月に池田市内の図書館や城跡公園、体育館などに置く予定。(進藤郁美)

更新日時 2013/12/11


関連地図情報