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ハンダイ映像祭2013 大賞は「Sister’s Noise」

「Sister’s Noise」の一場面

 大阪大学や石橋商店街などのカットを作中に入れた映像作品を募集し、地域と大学が映像をテーマに交流することを目的とした「ハンダイ映像祭2013」の作品上映会及び授賞作品表彰式が、11月17日に大阪大学会館アセンブリーホール(豊中市待兼山町)で開かれた。
 今年は「君の手でつくる」をテーマに17作品が集まり、大阪大学映画研究部・藤代班の「Sister’s Noise」がグランプリを受賞した。作品は、一人暮らしの二流小説家のもとに、就職活動で上京した妹が訪ねるところから始まる物語。監督の藤代昂希さんは、「映画は独りよがりではできない。今回は脚本を別の人に依頼し、出演者も演技力を重視して、劇団員にお願いした。初めてのことも多かったが、映画作りの面白さを、より実感できた」と話し、「来年も作品を出し、グランプリを狙いたい」と気合いを込めた。
 審査員を務めた大阪大学文学研究科の三宅祥雄准教授は、「参加作品の平均レベルは年々上がっている。今年はドキュメンタリーも増えたが、対象の魅力がもっと伝わる作品がほしい」と講評した。
 マチゴト賞は、身近な虫たちを使った勝負を、競馬実況のように演出した「虫の運動会」に贈られた。作品はYouTubeのハンダイ映像祭チャンネル(http://www.youtube.com/user/handaimoviefes)で視聴できる。(礒野健一)

更新日時 2013/12/02


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