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豊中市で事業所を対象に防災研修会

 豊中市岡上の町1、豊中市消防本部で11月18日、消防防災協力事業所として登録している豊中市内の事業所を対象にした「消防防災協力事業所合同研修会」が行われた。豊中市消防では大規模災害の際に、消火や救助救出活動に協力してもらう事業所の登録制度を実施しており、今回の研修会には40の事業所から53人が参加。ジャッキやバールでの救助救出訓練や、毛布を使った負傷者搬送法、消火栓や小型動力ポンプを使った放水訓練などに真剣に取り組んだ。
 消防防災研修会は、防災資機材の取扱いや応急手当の方法を登録事業所に学んでもらおうと、豊中市の消防本部が企画しているもので、登録制度が発足した2007年から年に1回実施している。登録制度には現在、製造業、小売業、病院など市内の279事業所が登録している。
 この日、午後1時30分に研修がスタート。参加者らは体操をした後、3班に別れてそれぞれ訓練を開始。放水訓練では、消火栓や小型動力ポンプの取扱いについて説明を受けた後、実際に消火ホースを使って放水を実施した。また、油圧ジャッキやバール、のこぎりなどの使い方を救助隊員から教わりながら、がれきに挟まれた負傷者を救出する訓練が行われた。その他、応急手当と搬送訓練では、ネクタイや段ボールを使った止血方法などの応急手当や、毛布や上着、ほうきといった身近な道具を活用して応急担架を作るといった搬送方法などを学び、研修は午後4時30分に終了した。=情報提供・豊中市(早川方子)

更新日時 2013/11/18


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