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園芸高校そば部 新しいメニュー作りに挑戦

ししそば丼開発メンバー。「夏休みから試行錯誤して味を整えた。そばの実のプチプチとした食感を、風味とともに楽しんでほしい」

 4月に行われた高校生そば打ち選手権で全国3位になった大阪府立園芸高校そば部が、そばの新たな可能性を探求するメニュー作りに励んでいる。
 全国3位メンバーの3年生、廣津飛翔君と森大樹君は、8月にスロベニアで開かれた国際そばシンポジウムに参加した。森君は「現地で突然、口頭発表をすることになり大変だった。簡単な英語しか話せなかったが、優しく話を聞いてくれた」と話した。その時知り合ったスロベニアの大学教授から、現地のそばクッキーのレシピを教えてもらい、2年生を中心に日本人に合うようアレンジしたものが、11月10日の創立祭に並べられた。
 10月6日に能勢電鉄日生中央駅前広場で行われた「のせでんグルメ選手権」にも参加。能勢のイノシシと地酒「秋鹿」、猪名川町のそばの実を使った新メニュー「ししそば丼」を提供し、アマチュアの部でグランプリを受賞した。
 顧問の石田真一教諭は「日本でそばと言えば麺(めん)料理だが、世界ではゆでた実をそのまま食べたり、オートミールにしたりする。うまく融合し、彼らの作るそば文化を味わってみたい」と期待した。(礒野健一)

更新日時 2013/11/12


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