バイオリンの島ゆりかさんが豊中市役所訪問 南桜塚小学校の体験入学を終え
今年5月の全オーストリア青少年音楽コンクール全国大会のバイオリン部門(1997・98年生まれの部)での優勝をはじめ、世界的なコンクールで優秀な成績を収めている島ゆりかさん(11)が、豊中市立南桜塚小学校(船曳弘栄校長、811人)での体験入学を終え、1日、弟の連太郎君(8)とともに市役所を訪れた。
ゆりかさんは3歳からバイオリンを習い始め、ウィーン国立音楽大学予科の教授と知り合ったことをきっかけに、平成19年4月、母と弟の3人でオーストリアのウィーン市へ渡り、同年6月に同大予科に合格。現在は現地の学校に通いながら、放課後に同大予科でバイオリンの練習に励んでいる。昨年6月には連太郎君も同大予科に合格した。
2人は、豊中市が実施している海外の学校に在籍する義務教育年齢の児童や生徒が一時帰国した際に、小中学校へ体験入学できる制度を利用。7月5日から8月31日まで体験入学し、ウィーンの学校の授業にはないプール開放などに参加。また、8月27日にはゆりかさん初のソロ・リサイタル「ウィーンの風」が大阪市内で開かれ、多くの来場者が訪れた。
市役所を訪れた2人は体験入学の思い出を話すとともに、淺利敬一郎市長の前でバイオリンの演奏を披露。「体験入学は3年目。とても楽しく、友だちもたくさんできたので、また来年も豊中市の学校に入学したい」と笑顔で話していた。=情報提供・豊中市(礒野健一)
更新日時 2010/09/01