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定年後の就業支援 シニアワークセンター設立

盛況のタブレット教室。右端が与那嶺さん

 定年後など中高年の就業を支援する会社「シニアワークセンターとよなか」(豊中市庄内西町3、与那嶺学代表)が、2013年5月に設立され、講師育成などの講座を開いている。 
 センターは豊中市のシニアの就労を促進する事業を委託され、活動をしている。与那嶺さんは「現役として働いていた時のような収入を得るのは難しいが、健康の保持などを考えても、働くことは重要。自分に合った仕事、長く付き合っていける仕事を見つけ、能力をアップさせるような機会を作る」と目的を語る。
 事業の1つに、中高年のタブレット講座がある。タブレットの操作を覚えたいという人のための講習会だが、講師はその講習会を受けてマスターした人らがなる。「講師が別の場所でも先生役という仕事ができるようにしたい」と与那嶺さんは言う。
 箕面市で農地を借りて、農業の実習もしている。受講生が収穫したものを販売し、1万8000円の売り上げがあった。受講生らはさらに、飲食店に買ってもらうよう働きかけているという。
 このほか、園芸の講座、マンションの管理員の資格を取るための講座もある。また、起業セミナーも開き、受講生15人のうち8人がさらにランクアップのための勉強会に参加している。
 問い合わせはシニアワークセンターとよなか(06-6836-9862)。(梶川伸)

シニアワークセンターとよなか

更新日時 2013/10/24


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