その時に備えて 池田市で防災講演会
南海トラフ巨大地震などを想定した防災講演会が9月6日、池田市役所7階大会議室で開かれ、自治防災組織のメンバーや地域防災リーダー養成講座受講者ら64人が参加した。
市危機管理監・近藤幸男さんが阪神淡路大震災の際に災害派遣した体験を交えながら「災害時にまず大事なことは自分の力で生き残ることです。そして地域の共助で生き延びることです。被災したとき、市の職員も被災者となります。ただ市役所に命を任せるのではなく、自分で何とかする意識を持つことが大事です」と地震に備えることの重要性を説いた。
その後、市審査課が耐震診断・設計・改修について説明。いつ発生するか分からない南海トラフから家を守るため、市の補助制度や耐震化の必要性について話した。
聴講した地域防災リーダーの長谷紘次郎さんは「情報は常に変化します。当時は考えなかった災害、例えば原発や竜巻なども現在は話題のメーンです。こういった講演会に積極的に参加して、常に最新の情報を確認していきたいです」と話した。=情報提供•池田市(進藤郁美)
更新日時 2013/09/08