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阪大博物館で恐竜イラスト教室開催 小学生21人がティラノサウルス描く

ホワイトボードにティラノサウルスのイラストを描く川崎さん

 大阪大学総合学術博物館(豊中市待兼山町)で13日、マチゴト主催「かんたん!恐竜イラスト教室」が開催された。
 これは31日まで同館で開催中の「日本にいた“絶滅”古生物展」に合わせて企画されたもので、同展に多数のイラストを提供している、古生物イラストレーター・川崎悟司さんを講師に、集まった21人の子どもたちにティラノサウルスを描き方を教えるイベント。後半はサツマウツノミヤリュウなどを発見した化石ハンター・宇都宮聡さん、同館研究支援推進員の伊藤謙さんも交え、子どもたちから寄せられた、恐竜や化石についての質問にも答えていった。
 「化石は僕らでも見つけることができますか?」という質問には、宇都宮さんが「子どもには先入観がなく、大人よりも絶対に見つけてやるぞという気持ちが強い。視線が大人よりも低いので、思わぬ発見ができる」と答え、子どもたちのチャレンジに期待を寄せた。
 「恐竜の骨と人間の骨では、違いがあるのですか?」という質問には、伊藤さんが「今の学説では、鳥は恐竜の子孫だと考えられている。人間などほ乳類の骨は中身が詰まって重たいが、鳥の骨は中が空洞。だから体重が軽く飛ぶこともできる。恐竜の骨も鳥と同じく空洞で軽かったため、自分の体重を支える負担が少なくなり、その結果、30メートル近くにまで大きくなることができた」と解説。子どもたちは熱心に聞き入っていた。(礒野健一)

更新日時 2013/08/13


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