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池田打ち水大作戦

打ち水を行う子どもたち

 「水の週間」(8月1日~7日)に合わせて8月2日、池田市役所正面玄関前で「池田打ち水大作戦」が行われた。
 「水の週間」期間中は国土交通省をはじめ、市町村や関係団体により、全国各地で水に関する啓発活動が行われている。その一環として同市では水の有効利用と温暖化対策を目的とした打ち水への参加を市民に呼び掛けており、今年で5回目の開催になる。
 打ち水は庭先や道路に水をまくことにより地表の温度を下げ、夏の暑さを和らげる日本古来の知恵で、近年では節電にも繋がると効果が見直されている。同市では打ち水に下水処理場の高度処理水を用いており、同処理場の技術をPRする狙いもある。
 午後0時30分、池田市のマスコットキャラクター「ふくまる」くんが見守るなか、小さな親子連れや幼稚園児、府市職員ら約200人が一斉にひしゃくやじょうろを使い、打ち水を行った。子どもたちは「楽しい」「気持ちいい」と言いながら、何回もバケツに水を補給し元気に打ち水をした。
 打ち水を行ったのは約10分、開始前34.2度あった気温は終了時35.4度になり、結果は1.2度の上昇。残念ながら気温は下がらなかったが、水を使った夏らしいイベントに参加者は暑さを忘れて楽しんだ。
 同市の綛田愛織さんは「大変暑い日でしたが、水があるだけでとても涼しく感じました。残念ながら気温は上がってしまいましたが、子どもたちがとても楽しそうに打ち水をしていたので参加してよかったです」と笑顔でコメント。
 同市担当職員は「午後から太陽が出てきたので、思い通りの結果にはなりませんでしたが、打ち水の効果はあったと思います。今まで気温が上がったことはなかったので少し焦りましたが、子どもたちの笑顔が見られたのでよかったです」と話した。=情報提供・池田市(進藤郁美)
=2013.08.06

更新日時 2013/08/06


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