伝統のたいまつが完成~大たいまつの展示はじまる
池田市伝統の夏の火祭り「がんがら火祭り」で使用する大たいまつが完成し、市役所1階ロビーに展示されている。
祭りは江戸時代初期、正保元(1644年)年から「家内安全」「火難厄除け」を願って行われている祭事。毎年8月24日の夜に催され、2010年1月には大阪府の無形民俗文化財として指定された。当日は五月山中腹で「大」(南斜面)、「大一」(南西斜面)の文字火が浮かびあがり、大たいまつが市内に繰り出す。
大たいまつの長さは約4メートル、重さ約100キロ。これを合計8本(他に小たいまつを2本)、例年7月第1日曜日の「作業場開き」から、池田市城山町の住民が中心となった「池田五月山大一文 字がんがら火保存会」(谷澤貞義会長)の人によって作られている。先端部分には油分が多く長時間燃える肥松(こえまつ、根の部分)の割り木を使用、また乾燥して燃えすぎないよう、祭り当日まで水を与えて湿らしておく。
完成した2本を市役所に8月23日まで展示。「がんがら火祭り」は8月24日午後7時30分~10時。同祭りと展示の問い合わせは、観光・ふれあい課072・754・6244。=情報提供・池田市(進藤郁美)
更新日時 2013/08/06