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桜塚高校で新聞を教材に授業

新聞記事を見せながら、記事の論点などを説明する田上教諭

 豊中市中桜塚4、大阪府立桜塚高校で6月28日、NIE(教育に新聞を)活動の一環で、新聞を教材とした授業があった。日本新聞協会が一定期間新聞を学校に提供し、授業で活用してもらう活動がNIEで、全国で500を超える小中学校、高校が実践指定校になっている。
 授業は2年2組で行われ、社会科の田上浩教諭が、米中首脳会談の様子を伝えた6月9日付けの毎日新聞1面記事のコピーを配った。田神さんは、ちょうど世界史で習っている第1次世界大戦当時のイギリスとドイツの2強体制を、現在のアメリカと中国になぞらえ、「大戦でイギリスは勝ったが、ヨーロッパ全体を疲弊させた」と話した。そして「記事によると、オバマ大統領と習近平主席は軍事衝突が起きないよう意思疎通を図っている」と指摘し、過去のイギリスとドイツのような関係を避ける意図が読み取れると説明した。田上教諭は生徒らに「新聞をとらない家庭が多いが、視野を広げるためにも読んでほしい」と訴えた。(早川方子)

更新日時 2013/07/07


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