ひきこもりの相談会 くらしかんで7月6日
不登校やひきこもり、障がい、未就労に悩む若者とその家族らを対象とした講演会と相談会「生きづらさを抱えた若者の居場所を考える」が7月6日午後1時から、豊中市北桜塚2、生活情報センターくらしかんで開かれる。ホリスティック教育実践研究所長の金香百合さんが、「生きづらさを抱えた若者が、家から1歩出ていける道筋と居場所について」をテーマに講演を行うほか、豊中市地域就労支援センターなど10団体が会場にブースを設けて来場者の相談にあたる。
講演会と相談会を主催するのは、NPO法人ZUTTOが運営する「若者居場所工房 ぐーてん」(豊中市庄内西町4)で、ひきこもりの若者に社会参加を促し、就労を支援する活動をしている。
内閣府によると、全国のひきこもりの若者は予備軍を含め約225万人(2010年度の調査)。豊中市だけでも、予備軍を含め2万から3万人いるといわれている。金さんは「ひきこもりの問題は保護者が1人で悩み、しかも5年から10年の長期に渡り、対策をとれないままでいること」と指摘する。そして「ひきこもりの若者は単なる怠けものとの偏見を持つ人もいるが、実は発達障がいなどの問題を抱えていて、専門家による支援やトレーニングを必要としていることもある。本人でなくとも、まずは家族が講演会に参加することで社会参加へのきっかけにしてほしい」と話している。
参加費1000円。申し込みは、電話06-6842-7129▽ファクス06-6842-7139。席に空きがあれば当日参加可。(早川方子)
更新日時 2013/06/17