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7中学水泳部 清掃を条件に豊島温水プールで練習

合同練習によって他校との交流もできるようになった

 豊中市内7中学校の水泳部員約100人が、2012年11月から毎週土、日曜日、豊島温水プール(豊中市服部西町5)で合同早朝練習をしている。冬にプールが使えない生徒たちのために、豊島温水プールが営業前のプール清掃を条件に無料で貸し出している。生徒らは早朝6時50分に集まり、7時から約20分間の清掃の後、午前9時まで1時間40分間、温水プールで思い切り泳ぐことが可能になった。
 水泳部にとって、プールを使用できない冬季の練習は悩みの種だった。走り込みや筋力トレーニングなどで体力を維持し、たまに有料で市内のプールを使っていたが、一般客への遠慮もあって、思い切り泳ぐことは難しかった。第十六中学校の水泳部顧問、大町薫教諭は「水に入るのと入らないとでは成績が全然違う」という。週末だけでもプールに入ることによって部員のモチベーションも上がり、全体の成績も伸びてきた。第十二中学校水泳部の主将、藤井達也君(2年)は「100メートルで2~3秒、タイムが縮まった」と話していた。豊島温水プールでの練習は5月まで続けられ、早ければゴールデンウィーク明けに、各学校の屋外プールでの練習に切り替える。(早川方子)

更新日時 2013/02/19


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