マチゴト川柳年間大賞 松崎令子さんに
マチゴトは人気コーナー「マチゴト川柳」で、1年間に掲載された川柳の中から、もっとも優れた句に贈る「マチゴト川柳大賞」を設置した。2012年の大賞には、第43号(9月13日発行)の松崎令子さんの句が選ばれた。
◇大賞
風鈴の如く生きたしあるがまま(松崎令子)
◇佳作
仲直りしてから絆太くなる(辻部さと子)
ひと言のごめんが言えず淋しい日(安本重子)
【選者の田中螢柳さん総評】
昨年12月から設けられた「マチゴト川柳」は、1年余りを経て投句者も増え、句の内容もたいへん充実して参りました。うれしいことです。
秀句は、風あれば風の吹くままに、風が止めば小休止という、風鈴に託した人間の生き方を詠んだ秀吟。人もこんなふうに生きたいものだが、現実は…。佳作2句は、微妙な人間関係を詠んで巧み。
今年も人間を、世相をユーモラスにあたたかく、時には辛辣に詠んだ作品をお寄せください。
【田中螢柳さん】豊中川柳会会長。番傘川柳本社幹事同人。マチゴト33号から「マチゴト川柳」選者を務める。
更新日時 2013/01/09