獅子神事祭を彩るジャンボたいまつが完成
10月1日~10日に行われる原田神社(豊中市中桜塚1)の秋祭りで、市指定無形文化財になっている「獅子神事祭」を彩る大小12基のたいまつが完成した。氏子らでつくる「たいまつ保存会」のメンバー10人が製作したもの。獅子神事は7世紀の後半、天武天皇が悪疫退散を祈願して獅子頭をかぶった舞を奉納したことが起源とされている。1日の神社境内の舞初式に始まり、9日の宵宮祭、10日の本祭で締めくくられる。周囲約4メートル、高さ約1.3メートルにもなる特大サイズのたいまつを前に、土肥会長(76)は「最近は、竹やわらなどの材料が手に入りにくくなっていますが、たいまつ作りの技術を絶やすことなく、次の世代にも伝えていきたい」と話していた。=情報提供・豊中市(早川方子)
更新日時 2012/09/19