池田市に防災用ラーメン1万食寄贈 日清食品
日清食品ホールディングス(安藤宏基社長)が8月29日、チキンラーメン保存缶、カップヌードル保存缶合計1万食を池田市に寄贈した。同社が2008年に始めた50年間で合計100の社会貢献を果たそうという「百福士(ひゃくふくし)」プロジェクトの第9弾。
同社は東日本大震災をきっかけに今回の保存缶(直径約10センチ、高さ約17センチ)を開発。麺(めん)、かやくスープパック、紙カップ、折りたたみフォークがそれぞれ2食分入っていて、3年間保存できる。
同社の中田圭二取締役は「東日本大震災の折、チキンラーメン号を被災地に派遣したところ、非常に喜んでいただいた。インスタントラーメン発祥の地である池田市の防災に貢献したい」と話し、小南修身・池田市長は「市では防災計画の練り直しを考えていたところ。タイムリーな寄贈でありがたい」と述べた。その後、市内にあるインスタントラーメン発明記念館を軸とした今後の観光施策について意見交換した。市は保存缶を備蓄食料とするほか、地域の防災イベントなどでも活用していく予定。=情報提供・池田市(進藤郁美)
更新日時 2012/09/12