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ピアノと一緒に絵本の朗読会 

 豊中市の市民グループ「朗読カフェひまわり」が8月16日、豊中市玉井町1、とよなか男女共同参画推進センターすてっぷホールで東日本大震災遺児を支援するためのチャリティーイベント「朗読&絵本とピアノのコラボ」を開催した。詩や絵本の朗読に、大阪音楽大学のピアニスト、中野聡子さんの演奏を織り交ぜながら、「震災」「戦争」「命」を題材とした作品を朗読した。

 朗読カフェひまわりは、すてっぷを拠点に活動している市民グループで、子どもたちを対象に毎週朗読会を開いている。戦時中、上野動物園で殺傷処分されたゾウの物語「かわいそうなぞう」(土家由岐雄著)を朗読した代表の石浜繁子さんは「平和への祈りを込めて、戦争や震災に関係する本を選びました。きょうの日が、命の大切さや日本語の美しさを感じるきっかけになったらうれしい」と話している。会場には募金箱が設置され、福島県の郷土玩具である「赤べこ」のついたボールペンなど、チャリティーグッズの販売も行われた。募金とグッズの売上金のすべては東日本大震災遺児奨学金として寄付される。(早川方子)

更新日時 2012/08/16


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