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北豊島中水泳部 12時間で214キロ泳ぐ

順番が回ってくるまで、大きな声で応援を送る生徒たち

 池田市立北豊島中学校で8月4日、水泳部が12時間水泳に挑戦した。31人の部員が6チームに分かれてプールの6つのレーンを使い、1人10分ずつのリレー方式で12時間泳ぎ切った。総距離は214キロ200メートルだった。
水泳部顧問の樋口真紀教諭が、部の結束を深め、精神力を鍛えるため、2008年に始めたもので、水泳部が1年で最も盛り上がる恒例行事となっている。
 部員は午前6時半、学校の25メートルプールに集合し、7時に泳ぎ始めた。1チームは5~6人で、1人が10分間に約500~600メートル泳ぐと、次の泳者に交代した。残り時間が30分を切ると、1人50メートルに切り替え、リレー競技のような白熱した様相を見せた。ラスト10秒では全員でカウントダウンをし、午後7時に保護者らも見守る中で、12時間の水泳が終わった。
樋口教諭は「入部した当初は、25メートルを泳げない生徒も多かった。今では全員が10分間泳ぎ続けられるようになった」と感慨深げ。1人7キロ近くを泳いだが、部長の船越円花さん(3年)は「朝は眠いし、昼は暑くて辛いけど、夕方になると応援の声も大きくなり、楽しくなった」と笑顔を見せた。(早川方子)

更新日時 2012/08/06


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