豊中市で外国人のための防災セミナーと避難訓練
公益財団法人とよなか国際交流協会は7月27日、外国人を対象とした防災セミナーを阪急豊中駅前のエトレ豊中6階、とよなか国際交流センターで開催した。とよなか国際交流協会では毎年職員向けの防火訓練を開催しているが、外国人を対象とした防災セミナーを開催するのは今回が初めて。日本語教室の開催日に合わせて実施したこのセミナーには、外国人やボランティアなど約90人が参加し、「自分の命は自分で守ろう」をテーマに、火災時の避難方法についての説明を受けた。
セミナーでは、英語やフィリピノ語など、言語ごとにグループに分かれ、それぞれに通訳が1人ついた。消火器の使い方や火災時の避難方法を消防本部職員が説明を受け、火災が発生したと想定して行われた避難訓練では、参加者は2手に分かれて階段で1階まで下りた。訓練用に消火剤の代わりに水を詰めた消火器を、火に見立てたカラーコーンに噴射する訓練もあり、参加者は手順に沿って次々と噴射していた。とよなか国際交流協会では、「正しい知識が冷静な判断の手助けとなるので、今後も救命救急や地震発生時の対応方法など、命を守るための情報発信を続けていきたい」と話している。=情報提供・豊中市(早川方子)
更新日時 2012/07/27