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ままへ

私が一番「ありがとう」と言いたいのは、お母さんです。
私のお母さんは、4才から父が不在のため、4才の頃から女手一つで、私を育ててくれています。
母は毎晩遅くまで仕事をし、真夜中に帰って来ては、早朝に私のお弁当を作ってくれます。だから、私の母の1日のすいみん時間は、4時間ぐらいです。そのせいか、母もつかれが出て来たようで、写真と比べるとだいぶふけて来たように思えます。
母は韓国人で、日本の生活にちょっととまどいがありながらも、生活しています。私は、そんな母がかわいそうで、「韓国で暮らそうよ」と、言ってみましたが、母の返事は毎回同じです。「あなたは、韓国語をしゃべれるけど、字は書けないし、読む事もむずかしいから、無理よ」と、言われます。
だから、母が大事に生涯をかけて育ててくれる分、私は生涯をかけて母に恩返しがしたいです。
私は、いつもだだをこねては、母に買ってもらいます。私に「金がない」と言っているにもかかわらず、私はいつも買って欲しいと言うばかりで、買ってもらったあとには、後悔をいつもしてしまいます。
だから最近は、だだをこねたりはしていません。
私は、母にあんまり「ありごとう」を、口からは伝えた事はありません。いつも、たん生日や母の日に、手紙にありがとうと書いて渡してるだけです。
お母さん、本当にありがとう。これからもよろしくお願いします。
さちこより
=第三中学校1年(2011年度) 奥野幸子さん(豊中「伝えよう!いのちのつながり」第3回作品から)

豊中市立第三中学校

更新日時 2012/06/14


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