職員の意識向上へ 池田市がトワイライト研修
池田市は5月17日、市職員を対象に部長級職員が各部局の目標や展望を語るトワイライト研修を行った。総務省から出向している徳重覚総合政策部長が「地方分権時代の自治体経営」をテーマに語った。
トワイライト研修は、業務時間外における自己啓発活動という位置付けで2004年に始まった。これまでは外部講師による講義が中心だったが、2012年度は14人の各部長が担当業務の現状や課題を解説する「部長が語る」プログラムを導入した。各部署の現状や課題を把握し、共有する機会を設けることで、市民の立場で行政サービスができる職員を育成するのが狙い。1回目は市長公室の増田威夫部長が少数精鋭時代の人材育成について解説した。
2回となる今回、129人の職員が参加し、徳重部長の講義に耳を傾けた。徳重部長は「仕事内容の全体像を説明するだけでは部の紹介に終わってしまう。市の企画・経営を請け負う総合政策部としての思いを全庁的に共有してもらうことで、自治体を経営していくにあたって必要なことや、池田市政のあり方を職員一人ひとりに考えてもらえるような内容にした」と話す。5月29日には小南修身・市長が特別講義する。=情報提供・池田市
(進藤郁美)
更新日時 2012/05/18