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5月19日に「いけだ薪能」 能教室の児童らも練習中

能の練習をする児童ら

 5月19日に池田城跡公園(城山町3)で「いけだ薪能」が開催される。13回目となる今回の演目は半能「班女(はんじょ)」、狂言「鏡男(かがみおとこ)」、能楽「鵜飼(うかい)」。

 舞台には五月山児童文化センターの能教室に通う児童らも出演し、仕舞と太鼓を披露する。児童らは昨年6月から稽古を重ねてきた。4歳から中学3年生までの16人が、仕舞「玄象(げんじょう)」「岩船」、太鼓「西王母(おうも)」、舞囃子「高砂」など6演目を熱演する。

 能教室の講師を務める観世流能楽師準職分の立花香寿子さんは「正座もできず走り回っているような子供たちも、けいこを重ねていくうちにTPOにあわせた振舞いができるようになりました。能を通して日本の伝統音楽や言葉の美しさを学ぶだけでなく、学校も年齢も様々な子供たちが一つの舞台に向け練習をすることで、相手を思いやる心や協調性も身に付けてくれています。その成果を見に来てください」とコメントしている。立花さんは本番で謡(うたい)も務める。

 第13回いけだ薪能は午後5時30分開演。能教室の児童らによる演目は午後5時から5時30分まで。入場券は一般3500円(前売り3000円)、学生1500円(同1000円)、小・中学生500円(前売り同額)で、全席自由。雨天の場合は会場を市民文化会館(天神1)へ移し、午後6時開演。問い合わせはいけだ市民文化振興財団(072-761-3131)。=情報提供・池田市

 (進藤郁美)

更新日時 2012/05/14


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