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似顔絵と詩のコラボ 時代おくれ屋

作品を手にした武富純一さん

 大切な人への贈り物として、ネット販売されているユニークな商品がある。手描きの似顔絵に、名前を織り込んだ詩を添えて額装したもので、還暦や結婚祝いのプレゼントとして人気を呼んでいる。
 「世界に2つとないオリジナルなところが受けているようです」と話すのは、詩を担当している武富純一さん。広告マン、雑誌の編集長などの職を経験し、行きついたところが詩だった。イラストレーターの酔郷(すいきょう、故人)さんと出会い、似顔絵と詩を贈る「時代おくれ屋」を設立。プレゼントする相手の写真やプロフィルなどをメールで送ってもらい、それを元に絵と詩をつくる。豊中市蛍池北町にある自宅を仕事場とし、ホームページでの注文、販売を続けている。現在、イラストは豊中市在住の内藤和浩さんが担当している。
 商品は4万8000円からと、贈る側には勇気がいる価格だが、注文が絶えることはないという。「すべて手描きというアナログさがいいのかな。1周遅れのランナーが、結果として先頭を走っている感じ」と笑う。ウェブサイトは「時代おくれ屋」で検索を。(早川方子) 

更新日時 2012/05/08


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