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豊中・千里文化センターで外国人が着付け体験

 豊中市新千里東町1、千里文化センター「コラボ」で3月8日、「外国人のための着付け体験」が開催された。公募市民で構成する「千里文化センター市民実行委員会」が企画したもので、この日は12人の外国人が参加。参加者らは、初めて羽織る着物に緊張した面持ちだったが、腰ひもや帯を締め、着付けが終了すると、互いに見せ合ったり持ってきたカメラで撮影したりして楽しんでいた。参加した松澤ベネランダさん(36)は「フィリピンから来日して10年が経ちますが、着物を着たのは今日が初めて。少し帯が苦しいですが、日本の伝統文化の着物を着ることができ、とても楽しかったです」と笑顔で話していた。

 千里文化センターではさらに、2011年4月に「地域に住む外国人にもっと千里を楽しんでもらおう」と、施設内にイベントの案内や生活相談を行う「コラボヘルプデスク」を設置。まだまだ利用者が少なく、多くの外国人に施設の取組みを知ってもらおうと今回、着付け体験を企画した。

 体験教室は午前10時、コラボ3階の和室でスタートした。講師は市民実行委員会の友人らが担当。参加者らは楽しそうに着物や帯を選び、実際に着物を羽織ると自然と笑顔を浮かべた。「服を着るのがこんなに大変なの」といった声も。最後に髪を結い、飾りを付けて完成。みんなで記念撮影をして終了した。=情報提供・豊中市(早川方子)

更新日時 2012/03/08


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