待ってました! 小学生らが歌舞伎を体験
子どもに歌舞伎の楽しさを知ってもらおうと、NPO法人日本伝統芸能振興会関西支部が2月18日、豊中市岡町北1、豊中市立伝統芸能館で「子ども歌舞伎体験と発表の集い」を開いた。約100人が来場し、舞台で見得を切る子どもたちに拍手を送った。
歌舞伎のさわりを演じてもらう催しで、舞台に上がったのは豊中市内の小学生らとイタリア出身の建築士、トリーニ・ヤコポさんの計20人。歌舞伎の演目「白浪(しらなみ)五人男」を全員で演じると、会場から「待ってました!」「五千両!」などの掛け声が上がった。子どもたちからは「思ったより簡単だった」「歴史と伝統に興味を持った」などの声が聞かれた。
演目の前には、歌舞伎の化粧や着付けをする様子が披露された。舞台上でモデルを務めた原田小学校5年の河野真由さんは、化粧後の自分の姿を鏡で見て驚きながらも「貴重な体験ができました」と笑顔を見せた。
子ども歌舞伎体験と発表の集いは、今年秋に2回目の開催を予定している。(早川方子)
更新日時 2012/02/23