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創意工夫の心育む ロボツクール

 「息子にやらせたい教育はどんなものかと考えた時、既存のものでは納得できなかった」。そう話すのは、レゴ社(デンマーク)教育事業部のロボット教材を使った子ども科学教室「ROBOTSCOOL」代表のチャールズ・ロジャーズさんだ。「今の社会は暗記力より、自分で問題を解決する力が求められる。それはSTEM(Science、Technolgy、Engineering、Math)の知識と、創意工夫やチームワーク、何かをやり遂げる心」と考えた。
 ロボット製作は6歳から15歳までを対象に、デザイン担当、組み立て担当などに分かれてチームで行う。最初からうまく動くことはなく、失敗を繰り返し、時には完成しないこともある。「失敗の過程が1番大事。役割も入れ替えていくので、他のメンバーの苦労も理解できる。講師も質問にだけ答えて口出しせず、見守るだけ。そうして創意工夫を重ねて作り上げるから、大きな達成感が得られる」
 ROBOTSCOOL がレゴ社から購入した教材を生徒が利用する方式のため、生徒側の負担も少なく済む。「買い取りだと、教材がバージョンアップした時に買い替えないといけないが、ここでは常に最新のものが使える」。また、平日の教室以外に、土日は1回500円で生徒が保護者と一緒に教材を自由に使える時間も設けている。
 ROBOTSCOOL で作るのは、直径1メートルほどの土俵で押し合いをする相撲ロボットだ。学期末ごとに大会を開き、ロジャーズさんも関取姿で行司をする。「みんな本気で作るから、キラキラと目が輝いている。子どもがそうでないと日本の未来は明るくならないよ」
 4月から石橋、川西など8カ所で開校。体験教室開催中。問い合わせはフリーダイヤル0800-111-9877 http://www.robotscool.jp/ (礒野健一)

レゴ ロボツクール

更新日時 2012/03/01


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