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スキーで国体とインターハイへ 豊中の西田君

筋力アップのためスキー板を後ろ手に持ち上げ、片足80回ずつスクワットする。8~10キロ走るのも日課になっている

 豊中市在住の西田翔太郎君(堺市・賢明学院高校1年)が山形市で開催中の第61回全国高校スキー大会(インターハイ)と、2月14日に岐阜県で開幕する第67回国民体育大会(ぎふ清流国体)冬季大会の大阪府代表として出場する。
 西田君が本格的にアルペンスキーを始めたのは中学1年の時だった。「こんなスピード競技があったとは」。オリンピックで滑走する皆川賢太郎選手を見て、衝撃を受けたのがきっかけになった。すぐに皆川選手を真似て滑ったのが最初だった。「自分の体だけで加速できる面白さを知り、のめり込んだ」と話す。
 この競技は体の大きさがタイムに直結するといい、「身長186センチ、体重85キロの自分に有利」だが、課題は山積していると西田君は考える。「ターン技術の精度を上げていくことが必要。それには筋力アップが絶対条件」と真剣に話しながら、太もも1周が61センチになったと話す時、笑顔になった。
 「自分に厳しいトレーニングを課すのは、誰よりも早く滑り下りたい」。思いは強い。目標は「2018年、韓国で開催される平昌オリンピックに出ること」だと胸を張った。(進藤郁美)

賢明学院高校 第61回全国高校スキー大会 ぎふ清流国体冬季大会

更新日時 2012/01/31


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