ペルーの子ども支援 チャリティーコンサート
豊中市在住のペルー音楽コンビ、フローレス・デュオが、「第13回アマウタチャリティコンサート」を12月4日午後1時から、大阪アメニティパーク(大阪市北区天満橋1)で開催する。
コンサートは「何かの形でありがとうの気持ちを返したい」と考えたデュオが、出身地のクスコ市にある身体障害児施設を支援するため、1999年から毎年行っている。弟のヘススさんは「ペルーでは障害者福祉の意識がまだ低く、施設には親に捨てられた子が多い。チャリティーで集まった募金で、施設環境も徐々に良くなり、教育にも力を注げるようになった」と話した。
昨年集まった募金は、東日本大震災の直後に届けたが、子どもたちからは「今は被災地に送ってあげて」との声が挙がった。募金はそのまま渡すことになったが、代わりに日本語で「がんばれ日本!」と書かれたメッセージボードを託された。兄のフレディさんは「会う度に成長している子どもたちの笑顔に励まされる。いずれ日本の子どもたちとの交流もしたい」と夢を語った。(礒野健一)
更新日時 2011/11/30