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ペルーの子ども支援 チャリティーコンサート

2009年にペルー・クスコ市の身体障害児施設「サン・ファン・デ・ディオス」を訪れたヘスス・フローレスさん(左)。子どもたちの笑顔が活動の原動力だ(フローレス・デュオ提供)

 豊中市在住のペルー音楽コンビ、フローレス・デュオが、「第13回アマウタチャリティコンサート」を12月4日午後1時から、大阪アメニティパーク(大阪市北区天満橋1)で開催する。
 コンサートは「何かの形でありがとうの気持ちを返したい」と考えたデュオが、出身地のクスコ市にある身体障害児施設を支援するため、1999年から毎年行っている。弟のヘススさんは「ペルーでは障害者福祉の意識がまだ低く、施設には親に捨てられた子が多い。チャリティーで集まった募金で、施設環境も徐々に良くなり、教育にも力を注げるようになった」と話した。
 昨年集まった募金は、東日本大震災の直後に届けたが、子どもたちからは「今は被災地に送ってあげて」との声が挙がった。募金はそのまま渡すことになったが、代わりに日本語で「がんばれ日本!」と書かれたメッセージボードを託された。兄のフレディさんは「会う度に成長している子どもたちの笑顔に励まされる。いずれ日本の子どもたちとの交流もしたい」と夢を語った。(礒野健一)

フローレス・デュオ 大阪アメニティパーク

更新日時 2011/11/30


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