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土壌改良材「豊肥(とよっぴー)」で育てたサツマイモを収穫

 豊中市内の学校給食センターで出た調理くずなどの生ごみに街路樹などを剪定した枝を混ぜ、発酵させて作られた土壌改良材「豊肥(とよっぴー)」を使って、豊中市緑と食品のリサイクルプラザ(豊中市原田中2)に隣接する農園で育てられたサツマイモを、就学前の子どもと保護者37組88人が10月25日、収穫した。この催しは子育て支援センターが毎年実施しているもので、野菜を栽培・収穫する機会が少ない子どもたちに、土に触れることや食材を収穫する楽しさを体験してもらい、親子の会話づくりにも役立ててもらおうと2003年から実施。2006年からは土壌改良材「とよっぴー」で育てたサツマイモの収穫体験を通し、食べ残しが野菜へと生まれ変わる食の循環を学んでもらおうと毎年この時期に開催している。

 この日は午前10時半からサツマイモ掘りがスタート。参加者らは苗の周りの土をスコップで掘り返し、サツマイモが見えてくると傷つけないように注意しながら手で引っ張りながら収穫。「大きいのが採れた!」と歓声を上げながら、30分ほどで大小さまざまなサツマイモ約5~6個を収穫した。また、サツマイモのつるの煮物も振舞われ、自宅でも試そうと収穫後のつるを持ち帰る参加者もいた。=情報提供・豊中市(早川方子)

更新日時 2011/10/25


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