第十八中生徒が集めたプルトップで車椅子購入 介護老人保健施設へ寄贈
豊中市立第十八中学校(蛍池中町4)の生徒ら5人が10月17日、豊中市立介護老人保健施設かがやき(刀根山元町5)を訪れ、車椅子1台を寄贈した。車椅子は、同校生徒らが5年もの期間をかけて集めた空き缶のプルトップで購入したもの。
同校では、人の役に立つことをしようと、2007年10月から、プルトップ集めを開始。家庭から持ってくるだけではなく、図書館や公民館、小学校、保育所などの公共施設や、スーパーマーケットなどの事業所、地域の自治会にも広く呼びかけて回収箱を設置し、プルトップを募った。今年の5月までに400キログラムが集まり、日ごろ生徒たちが職業体験学習やボランティア活動などで訪れている、かがやきに車椅子を贈ることとした。
生徒会長の田波千佳さん(15)は「先輩をはじめ、たくさんの生徒の思いが詰まっています。必要とする人の役に立てていただければ嬉しいです」と話していた。=情報提供・豊中市(早川方子)
更新日時 2011/10/19