ノーベル賞の南部陽一郎さん、豊中市の名誉市民に
2008年にノーベル物理学賞を受賞した南部陽一郎さん(90)が、2011年3月に豊中市で施行された名誉市民条例に基づき、豊中市の名誉市民第1号となった。
南部さんは、大阪市立大学で教員だった1949年から3年間を豊中市の自宅から通勤し、現在も米国から帰国した際には滞在している。
名誉市民の選定にあたっては、5月に名誉市民専攻委員会(会長、宮本又郎・関西学院大学大学院教授、5人)が発足。社会への貢献度や豊中市との関わりなどの点から南部さんが名誉市民としてふさわしいと答申し、豊中市議会9月定例会で議決された。
10月15日に開かれる豊中市政施行75周年記念式典で名誉市民の称号が贈られる。=情報提供・豊中市(早川方子)
【南部陽一郎さん】
1921年生まれ。東京帝国大学(現東京大学)理学部卒業。「対称性の自発的破れ」の概念を確立し、2008年ノーベル物理学賞を受賞した。シカゴ大学名誉教授、大阪市立大学特別栄誉教授、大阪大学特別栄誉教授
更新日時 2011/10/03