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木島さん「トレイル・オリエンテーリング」世界大会に出場

 豊中市在住の車いす男性、木島英登さん(38)が8月15日からフランスで開催されるバリアフリースポーツ「トレイル・オリエンテーリング」の世界大会に出場する。木島さんは2004年の第1回スウェーデン大会以来、8年連続で日本代表選手として出場。パラリンピッククラス(障害者クラス)でのメダル獲得を狙う。

 トレイル・オリエンテーリングとは、主に野外で行う個人競技のスポーツ。車いすで通れる1~3.5キロメートルの森の中を、与えられた地図を見ながらいくつかの要所に行き、そこにある何本かの旗の中から課題にあった旗を選び出し、正しい旗を選んだ得点数で順位が決まる。さまざまな情報が書かれた地図と現場を照らし合せて正解を導き出す思考力が求められる競技で、障害の有無に関わらず全ての人が同じ条件下で競い合うため、障害者にとって魅力あるチャレンジング・スポーツとして欧州で人気が高まってきている。

 世界39か国を車いすで巡り、体験記を出版したり、バリアフリーアドバイザーとして施設整備や事業の企画運営に携わったりと精力的に活動を続ける木島さんの過去最高成績は6位。「自然を楽しみながら一般の人と一緒に競技でき、障害に関係なく競い合えるところが最大の魅力。3人の合計点で競う団体戦で日本チームとしてメダルを狙いたい」と話している。=情報提供・豊中市(早川方子)

更新日時 2011/08/02


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