庄内駅にエレベーターが完成 市内全駅のバリアフリー化が実現
阪急宝塚線庄内駅(庄内東町)の地下改札口と地上階にあるホームを結ぶエレベーターが完成し、7月21日から運用が開始された。既に駅の構外にあるエレベーターや構内のエスカレーター、多機能トイレは完成しており、これにより駅舎全てのバリアフリー化が完了した。豊中市では「誰もが気軽に出掛けられるまちづくり」を基本理念に、これまで市内13駅地区全てで交通バリアフリー基本構想を策定し、近隣自治体や電鉄関連の事業者などとともに事業を進めてきた。今回、庄内駅のバリアフリー化が完了したことで、市内全ての駅のバリアフリー化が実現し、より安全で便利に移動できるようになった。
庄内駅は1日の乗降客数が3万9000人で、周辺には庄内出張所や老人福祉センター、障害福祉センターひまわり、庄内公民館など高齢者や身体障害者が利用する施設が多くある。しかし、庄内駅は、地上に線路があり、ホームの形は梅田行きと宝塚行きが別々になった対面式。改札は梅田寄りの地下に1箇所しかなかったため、利用者は階段の上り下りを余儀なくされていた。
豊中市道路建設課では、「安全・快適な経路が確保できた。庄内駅の課題であった垂直移動も容易になり、さらに多くの人に利用していただければ」と話している。=情報提供・豊中市(早川方子)
更新日時 2011/07/21