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安全なプール遊びのために

 子どもたちが楽しみに待っていた夏休みが、いよいよ始まった。家族連れでプールに出かける機会が増えるこの時期、心配なのが水の事故。どんな事故が多いのか、またどこに注意すべきなのか、服部緑地ウォーターランド(豊中市服部緑地1)を管理する服部緑地管理事務所に聞いてみた。
 プールでの事故、と聞けば、「遊泳中に足がつる」「おぼれる」などを連想しがちだが、意外にも1番多いのが、プールサイドでの転倒による切り傷や裂傷などのけが。プールサイドは濡れていて滑りやすく、また硬いコンクリートでできていることが多いので、くれぐれも走らないように注意しよう。人でいっぱいの夏休み中は、自分だけでなく、人にぶつかってけがをさせてしまう恐れもある。
 次に多いのは熱中症。こまめに水分を補給しよう。熱中症とは反対に、冷えからくる頭痛や腹痛も多い。楽しくてつい時間を忘れがちだが、定期的に水から上がって体を休めること。
 服部緑地ウォーターランドは、1時間に1回、客をプールサイドへ上げて、ラジオ体操を行なっている。休憩と準備運動のきっかけになるとともに、その間にプール内の排水溝のネジがゆるんでいないかなどをチェックしているのだ。
 服部緑地管理事務所は「特に小さなお子さんから目を離さないようにして、監視員の注意には素直に耳を傾けてください」と呼びかけている。 (早川方子)

更新日時 2011/07/18


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