阪急電鉄の車庫で鉄道災害時救出訓練
鉄道災害時に安全で迅速な救助活動ができるように、阪急電鉄株式会社の平井車庫(宝塚市平井7)で6月28日、「鉄道災害時の安全対策研修会」が開かれた。豊中市や吹田市など阪急電鉄沿線にある8市3町の消防隊員と電鉄職員ら55人が参加し、車両の構造や電気機器の配置など鉄道車両の基礎知識を学んだほか、救助用の資機材を使った救出訓練などを行った。
この日午後1時30分から始まった訓練では、油圧ジャッキを使って車両を持ち上げたり、座席シートを利用した乗客の救出方法を学んだりと本番さながらに訓練に取り組み、約3時間で終了した。参加した豊中市消防本部北消防署・松尾義叙消防士(25)は「座席シートを利用した乗客の救出方法や、救助活動に取り掛かる前の電源設備の取り扱いが理解できた。専門の技術者とともに実物の車両で訓練でき、とても有意義だった」と話していた。=情報提供・豊中市(早川方子)
更新日時 2011/06/28