桂梅團治さん 池田駅でSL写真展
落語家の桂梅團治さんが6月29日から阪急池田駅構内、阪急池田ブランマルシェ3番館「ギャルリVEGA」で、鉄道写真展「甦(よみがえ)ったSL達」を開く。7月10日まで。
池田市で初開催となる写真展は、デジカメで撮影を始めた2007年からの作品約50点を展示する。夕日を浴びて疾走する「夕映え」や山間を煙を吐いて進む「山々を縫って」、7時間待ってとらえた「渓谷の秋」など全国を回って撮影した。梅團治さんは「汽笛が近づいてくるとドキドキする。シャッターを切る一瞬のわくわく感もいい」と笑顔をのぞかせる。
SLとの出会いは中学生の時。JR伯備線を走っていた蒸気機関車、デゴイチ(D51)の煙と迫力に「恐怖に近い感動を覚えた」。撮りためた写真はフィルムを合わせると「落語の資料より多い」そうだ。
梅團治さんは「風景の中にとけ込んだSLの力強さと、四季を楽しんでほしい」と話す。10時~18時。5日は休館。入場無料。29日、4日、10日午前11時、午後2時からトークショー「鉄バナシ」を開催。いけだ市民文化振興財団072-750-3333。
(進藤郁美)
更新日時 2011/06/22