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梅雨期を前に「宅地防災パトロール」 建設現場の安全を見回り

 宅地防災月間(毎年5月1日~31日)期間中の5月20日、大雨などで宅地造成地の地盤が緩み、土砂が流出して周辺の住宅や道路などに被害がでるのを未然に防ぐため、豊中市は市内の分譲宅地建設現場で「宅地防災パトロール」を実施した。各担当部局の職員が現場を回り、工事施工者に危険箇所の改善や安全の確保を指導した。同市開発審査課は「常に不測の事態に備え、安全を確保しながら工事を進めてほしい」と、大雨や台風の対策に万全を期すよう注意を呼び掛けた。

 この日のパトロールには、豊中市の都市計画推進部、都市基盤部、上下水道局の職員計6人が参加。午後1時30分から、豊中市刀根山4丁目の分譲宅地建設現場を調査した。工事区域に雨水を排出する排水路が整備されているか、土砂が区域外に流れ出ないように土のうがきちんと積まれているかなど、施工者らとともに念入りに点検。また、工事関係車両の駐車場を確保しているか、公道上を工事用の資材が占拠していないかなど、府が定めている「宅地災害防止計画」に基づいて現場の安全確認を行った。=情報提供・豊中市(早川方子)

更新日時 2011/05/20


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