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田中功さんが句集「古都逍遥」を出版

「古都逍遥」

 豊中市蛍池中町、田中功さんが句集「古都逍遥」を出版した。
 田中さんは川柳作家、田中螢柳として知られる。この本の「序」によると、1956年の20歳のころから川柳を始めた。毎日新聞の地域密着📰「マチゴト豊中池田」で選者も務めた。
 今回は俳句集を初めて上梓した。1994年ぁら2021までの間に俳誌「藍」発表にした約1700句の中から、368句に絞って収録している。奈良、お水取り、斑鳩、京都といった古都をテーマに、逍遥の中で生まれた句も多く含まれている。句集からいくつかの句をピックアップした。
菜の花の尽きるところに多宝塔
菊日和正倉院の蔵開く
大文字消えて五山は元の闇
不退寺の縁を濡らして木の芽雨
神官の通う径なり花馬酔木麩
冬の蝶摩文仁の丘のいしぶみに
=マチゴトに送られてきた「古都逍遥」から2022.07.12

更新日時 2022/07/12