幼年消防クラブ大会開催 豊中市内の幼稚園児963人が防災を学ぶ
豊中市服部西町4の豊島体育館で13日、市内の幼稚園児が集まり、「幼年消防クラブ大会」が開かれた。豊中市では、幼児期のころから火の取り扱い方や火災の恐ろしさなどを学んでもらおうと、市内の幼稚園に「幼年消防クラブ」の結成を呼びかけており、現在、計40園(7446人)で活動を行っている。大会は子どもたちに消防士の仕事や協力することの大切さ、災害現場で必要な行動ルールなどを楽しみながら学ぶとともに、各クラブ間の交流を深めてもらおうと、1992年から毎年開催している。
この日は同市北消防署(岡上の町1)と南消防署(庄内幸町5)の幼年クラブに加入している12の幼稚園から園児963人が参加。北消防署の葭田勝康署長が、東日本大震災の話を交えて防災活動の重要性についてあいさつを行った後、災害時の避難方法を学ぶ防災クイズや、6つの園ごとに2つのチームを組んで速さを競い合う「バケツリレー」など、防災や消防活動を楽しみながら学んだ。
北消防署は「各幼稚園の理解と協力で、これまで続けてこれた。子どもたちに、体を動かしながら楽しく消防の知識を学んでもらうとともに、大会を通じてクラブ間の交流を深める機会になれば」と話している。=情報提供・豊中市(礒野健一)
更新日時 2011/05/13