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6年前の自分に再会 室町幼稚園でタイムカプセルセレモニー

 池田市の室町幼稚園で3月25日、元園児らによる「タイムカプセルセレモニー~6年たったら会いましょう~」が開かれた。6年前に室町幼稚園を卒園した26人とその保護者が集まり、園内に収められたタイムカプセルから当時描いた絵や手紙を取り出した。

 タイムカプセルは直径1メートルほどの青いドラム缶で、幼稚園の庭の隅に設置されている。室町幼稚園でタイムカプセルの設置が始まったのは9年前。毎年卒園時に園児らが手紙や絵をブリキのバケツに入れてカプセル内に保管し、小学校を卒業した春に集まって、一緒にカプセルを開けている。
 今年のセレモニーに参加した26人は室町幼稚園第83期生で、4月に中学校へ入学する。両親らと変わらないほど背丈が伸びた姿に当時担任だった山田聖子(さとこ)教諭は「大きくなってビックリ」と再会を喜んだ。

 参加者らはカプセル前で記念撮影をし、その後、園舎でカプセルから取り出したバケツを開けた。「しょうらいのゆめ」を描いた絵、小さな手型や足形のスタンプ、保護者からの手紙が取り出されると、あちこちから歓声が上がった。

 将来の夢として歌手の絵を描いた高木麗菜さんは「今も夢は変わっていません」と当時の絵を見てニッコリ。佐々木禮子園長は「友達や両親の温かな思い出を糧に、充実した中学校生活を送ってほしい」とエールを送った。(早川方子)

更新日時 2011/03/28


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