つながり深める五月おやじの会 運動会の力仕事や校庭の池の清掃
3月26日の総会に集まった五月おやじの会の親父たち。活動はホームページ(http://www.school.ikeda.osaka.jp/satukigaoka-es/oyaji/)でも発信。新メンバーを募集している
池田市立五月丘小学校の児童や卒業生の保護者、教職員ら13人が3月26日朝、学校に集まった。五月おやじの会(市原敏郎会長)のメンバーで、1年間の活動報告や新年度の行事を確認しながら、学校や地域とどう協力するか意見を出し合った。
五月おやじの会は2007年、五月丘小PTA会長だった山田敏人さんが中心になり、「わが子が学ぶ学校のことを知って、積極的に子育てにかかわり、地域のつながりを作ろう」と結成した。現在、会員は18人で、ほとんどが30~40代の会社員。職場以外に居場所を確保しながら、子どもの笑顔を作りたいと考えて“地域デビュー”した親父たちだ。山田さんは「この地域は新しい住民も多い。父親同士や子どもとの交流を深めるきっかけが必要」と話す。
親父たちは「子どもたちのために」を合言葉に、校庭の池の清掃や運動会の力仕事を買って出る。学校に宿泊する五月サマーフェスティバルでは子どもと汗だくになって遊んだり、料理を作ったりする。さらに夏まつりやバザーに模擬店を出す。6月には交流の場を広げようと、他校とドッジボール大会を試みる。
親父たちは「子どもの笑顔を見ながら、実は楽しんでいる」「呼ばれ方のないおじさんから、『おやじの会の人』に変わった」「会社とは違った飲み仲間が増えた」と話している。
中田和彦校長は「祭の少ない地区なので、親父たちのイベントがうれしい。お父さんの意見が聞けるのもありがたい」と感謝している。
会は一緒に活動を楽しむ新メンバーを募集している。
(進藤郁美)
◆親父たちの活動はホームページ(http://www.school.ikeda.osaka.jp/satukigaoka-es/oyaji/)やブログ(http://satukioyaji.seesaa.net/)でも発信している。
更新日時 2011/03/31