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池田、豊中の桜 少し遅れそう 

昨年の五月山のにぎわい(池田市提供)

 今年も桜の季節がやってきた。ソメイヨシノの開花は全国的に、早いという予想と遅いという予想が入り混じっている。池田市、豊中市の名所に聞くと、どうも例年よりも少し遅れそうだ。
池田市の五月山には約3万5000本もの桜の木があり、大阪府内でも有数の桜の名所になっている。ソメイヨシノが大半だが、ヤマザクラ、オオシマザクラなど品種も多く、満開になると山は一面、桜に覆われる。
 池田市都市緑化植物園緑のセンターによると、例年は3月末に咲き始める。2010年は例年よりも早く、3月24日ごろから花をつけた。今年は例年よりも遅いという判断で、4月7日~9日が見ごろと予測している。夜桜を楽しめるよう、4月10日までちょうちんによるライトアップをするが、花の時期が遅れた場合、期間を延長することも検討している。
 五月山の桜に合わせ、第57回池田五月山さくらまつりが4月2、3日両日午前10時から午後3時まで、池田城跡公園で繰り広げられる。野だてや邦楽演奏などがある。また、桜に関する俳句大会や写真コンテストも開催される。城跡公園にも桜の木があり、秋から春にかけて花を咲かせる「十月桜」を見ることもできる。
 このほか、池田市では五月山の一角の池田市立山の家周辺や呉服(くれは)小学校前の通りなども名所になっている。
 豊中市の服部緑地には、約2000本の桜があり、ほとんどがソメイヨシノ。管理事務所によると、開花は遅れている。天竺(てんじく)川沿いでは、ユキヤナギと桜が咲き競うのを楽しみにしている人が多い。しかし、今年はユキヤナギが先行して咲いている。桜は公園内に散らばっているものの、日本民家集落博物館に隣接する坂道は木が多いうえ古木もあり、お勧めスポットだという。隣の服部緑地都市緑化植物園では2本のしだれ桜が写真の撮影スポットになっているが、やはり咲き具合は数日遅れている。
 豊中市では千里中央公園と千里中央線の桜並木のほか、桜塚公園のような地域の公園でも、桜を楽しめる場所は多い。(梶川伸)

池田市都市緑化植物園緑のセンター

更新日時 2011/03/30


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