小学4年生の落語家 小学亭牛乳瓶君デビュー
池田市栄本町のこいし歯科で行われる「手水寄席」で13日、小学4年生のアマチュア落語家・小学亭牛乳瓶が初の高座に上がった。
小学亭牛乳瓶こと芝辻隼人君が落語と出会ったのは、今から約2年前。初めて「手水寄席」が行われた時だ。「歯磨きの習慣を付けさせたかった」という母親に連れられて来たが、すぐに落語の虜となった。そして「これなら僕でもできる」と思い、笑福亭瓶太さんが開く落語教室に入門。高座名ももらって練習を重ねた。
今回披露したネタの「動物園」は、死んだ虎の代わりに、その毛皮を被った人間が、見物客の前で虎のふりをする話。牛乳瓶君は身ぶり手ぶりを交えて淀みなくネタをすすめ、集まった観客の笑いを誘っていた。
「全然緊張はなかった」と牛乳瓶君。一番好きなネタは初めて落語に触れた時に見た「手水回し」だそうで、次の機会があればやってみたいと意気込んだ。(礒野健一)
更新日時 2011/03/15