空き缶集め20年 園児らが病院に車椅子3台を寄贈
豊中あけぼの保育園の園児らが2月17日、市立豊中病院を訪れ、園児らが20年もの期間をかけて集めた空き缶やプルトップを売って購入した車椅子3台を寄贈した。3台の代金はおよそ6万8000円。高山眞由美・施設長は「車椅子を購入しようと、園児と保護者に呼びかけて家庭から空き缶を持ってきてもらい、みんなで一生懸命集めました。20年という歳月が経ってしまいましたが、それだけたくさんの園児たちの思いが詰まっています。必要な人の役に立てていただければ」と話している。
豊中あけぼの保育園は、1991年に空き缶集めの取組みをスタート。年に1回、集めた空き缶を事業者に持っていき、売ったお金を貯めてきた。取組みを始めて20年の節目となる今年、今まで園児らが頑張ってきた成果を形に残したいと車椅子3台を購入し、市立豊中病院に寄贈することになった。島野高志院長は「20年間の思いが詰まった車椅子を贈呈していただき、本当にありがとうございます。車椅子は、病院を訪れる高齢者や足の不自由な人などに貸し出し、役立てたいと思います」と、感謝状を渡した。=情報提供・豊中市(早川方子)
更新日時 2011/02/17