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刀根山高校生物エコ部・環境委員会が、とよなかエコ市民賞を受賞

 豊中市の大阪府立刀根山高校の「生物エコ部」と「環境委員会」が「とよなかエコ市民賞」を受賞することが決まった。「とよなかエコ市民賞」は、2007年6月、環境への負荷の低減や自然との共生、快適環境の創造などの活動に取り組む市民団体や事業者、学校などを顕彰するために創設されたもので、今回が4回目の表彰式となる。

 刀根山高校の裏山(旧大阪大学薬学部跡地)には、希少な植物や昆虫などが生息しており、2007年年には休止していた生物部が生物エコ部として活動を再開。市内での絶滅が危惧される「アキノキリンソウ」、「シュンラン」などの植物の保存育成や、裏山の整備などを行ってきた。また、2008年には、校内の緑化を推進する環境委員会が発足し、プランター22個を使ってサツマイモを栽培するなど屋上緑化に取組んだほか、リサイクルボックスを設置して100キログラム以上のペットボトルを回収するなどの取組みを行ってきた。

 同部・同委員会を担当する松本馨教諭(54)は「生徒も頑張りが評価されて喜んでいる。地域にとっても貴重な財産の裏山が、生物保全の拠点となれば」と受賞を喜んだ。表彰式は2月20日午後1時より、豊中市立リサイクル交流センター(中桜塚1)で行われる。=情報提供・豊中市(早川方子)

更新日時 2011/02/17


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