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青森県知事らが豊中市立克明小学校で食育授業

リンゴを持ちながらリンゴが赤くなる過程を説明する三村青森県知事

 豊中市立克明小学校(岡町北3、橋本直樹校長、403人)で2月2日、リンゴの
品種や生産の過程などを親子で学ぶ「青森県知事直伝!親子で学ぶアップルスクールin大阪」が行われた。三村申吾青森県知事やリンゴ生産者らが講師となり、「ふじ」や「王林」などのリンゴの品種や生産を紹介したほか、児童が模擬せりなどを体験した。
 克明小は児童に食に食べ物の大切さを知ってもらおうと、食育の授業を行っている。2017年10月には和歌山県からウメの生産者を招き、授業を行った。今回、克明小の栄養教諭が冬に旬を迎えるリンゴの食育授業を、野菜や果物を仲卸業者に販売などをしている大果大阪青果(大阪市福島区)に提案したところ、食育に熱心な三村知事がリンゴのトップセールスに来阪する機会に合わせ、この授業が実現した。
 授業は3時限目に行われた。1、2年生約120人のほか、保護者約50人が参加した。はじめに、三村知事と「ミスりんごあおもり」の平沼日菜子さんが、ふじや王林、
アルプス乙女などのリンゴの実物を見せながら、大きさや甘さなどの特徴を紹介。次に、リンゴの木の剪定や授粉作業など、リンゴの生産過程についてDVDが放映された。
 その後、「世界中でリンゴの種類はいくつあるか」などのクイズが知事から出題されると、児童は熱心に答えていた。また、大果大阪青果の尾崎誠さんの指導のもと、児童がリンゴの模擬せりを体験。尾崎さんの威勢の良い声で模擬せりが始まると、児童は指を立てたり、回したりして、思い思いの値段を示した。最後に、児童や保護者にふじと王林が振る舞われた後、プレゼントとして知事が児童にリンゴの形をした反射材などを贈った。
 授業を受けた2年生の丹村南朋花さんは「食べたリンゴは、良い匂いがして甘くておいしかった。リンゴは1年かけて丁寧に作ってすごいと思った」と話していた。
=情報提供・豊中市(梶川伸)2018.02.03

更新日時 2018/02/03


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