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子育てサークル紹介① 野外で保育「もりのあそび組」

寒い屋外でも元気いっぱいに遊ぶ子どもたち。お母さんたちからは「まったく風邪をひかなくなった」「ぐっすり寝てくれるようになった」の声が

 豊中市・服部緑地の円形花壇横に、こんもりとした小さな丘がある。そのふもとの原っぱで毎週月曜日、野外での自主保育を目的とした子育てサークル「もりのあそび組」が集まる。

 メンバーは1~4歳の子どもとその保護者。メンバーのひとり、大家玲子さんが大阪の長居公園で活動している母親たちの共同自主保育「ジャングルようちえん」を見学したのをきっかけに、2006年5月にスタートした。

 「子どもには遊具のない自然の中で、のびのびと遊んでほしい。外に出ることで母親たちの気分転換にもなれば」

 発足当初は友人や知人だけのささやかな集まりだったが、今では15組の親子が豊中市のほか、吹田市、大阪市からも参加している。豊中市の朝川直子さんは「参加しているお母さんはおおらか方が多いので、あまり気をつかわなくてもすむ」とニッコリ。子どもが少々派手に転んでも駆け寄らない。また子どもも転んでも泣かずに、すぐ立ち上がる。地面は土で、その上に落ち葉もあるので、転んでも大して痛くないようだ。

 放任しているわけではない。子どもが木の枝を振り回している時は目に当たる危険があるので注意が必要だが、枝を持つこと自体は禁止しない。大家さんたちは「禁止するのは簡単ですが、それでは子どもの楽しみを奪うだけ。自然の物を利用して自分の楽しみを作り出してほしい」と話している。(早川方子)

 マチゴトのウェブで、豊中・池田の子育てサークル一覧表を掲載しています(http://www.machigoto.com/db_kosodate_circle.html)。
=地域密着新聞「マチゴト豊中・池田」第14号(2011年2月1日)

更新日時 2011/01/31


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